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秋大会15年ぶりの屈辱 -日大三高野球部2027-

shiyoudayuuji

前チームが西東京大会の準決勝で敗れ、昨年より1ヶ月早く始動することになった、日大三高2027年度チーム。
初の公式戦となった秋季東京都大会は、母校グラウンドで実施する、一次予選でまさかの敗退。
ベスト8に進出した、前年より1ヶ月以上早い「秋の終わり」で、今後は来春3月まで、彼らの公式戦を観ることができない。
拙ブログでは近年、新チームのベンチ入りメンバー20名を掲載していたが、
それは本大会の試合球場で販売する、出場校選手名簿を転記していたので、予選落ちの今年は、当然名簿に載らないため、
やむを得ず、予選の場内アナウンスと、6月に発売された「めざせ甲子園ブック」記載の名簿を参考に、20名を割り出した。


フルネーム、学年、投打は判明したが、さすがに身長と体重はわからず、今秋はナシで。


1 福井 理仁   2年 左・左
2 知識 史弥   2年 右・右
3 松下 寛大朗  2年 右・左
4 浅見 琉維   2年 右・右
5 野村 哲平   2年 右・右
6 姫木 勇雅   2年 右・左
7 濱野 誓良   1年 右・右
8 杉本 海友   2年 右・右
9 大嶽 希高   2年 右・左
10 山本 瑛仁   2年 右・左
⑪ 奥田 蓮王   1年 右・右
12 村本 雷飛   2年 右・左
⑬ 松浦 夢羽門  1年 右・右
14 細谷 環央   2年 右・右
15 角田 翔希   2年 右・右
16 庄内 朔也   2年 右・右
17 井上 哲兵   2年 右・右
⑱ 江原 大翔   2年 右・右
19 池田 佳生   2年 左・左
20 溝 大駕    1年 右・右


○囲みの背番号11、13、18の3名は、試合に不出場で名前がわからず、常連観戦者に教えてもらった。
今年度チームのキャプテン(赤字)は、夏大会でも四番を任された松下。下記は、日刊スポーツ記事のスクショ画像。


(C)日刊スポーツ


大柄でパワーがある、私好みの選手であり、自慢の強打で仲間たちを牽引してほしい。


秋季都大会の予選は、夏の東西大会を制した2校(本大会にシード)を除く、約240チームを62のトーナメントに分け、
勝ち上がった62校が本大会に進出し、さらに勝ち抜くと、春の選抜甲子園に東京代表として推薦される。
試合会場は、我が母校日大三など、当番を務める31校のグラウンドや、近隣の球場を使用。
当番校は、グラウンドの整備や観戦者の誘導、審判へのお茶出しなど、各種雑用を強いられるが、
当番は基本、専用グラウンドを持っていたり、甲子園出場などの実績がある、強豪チームが担当するので、
普段練習しているグラウンドで試合ができ、他の当番=強いチームと予選で当たらなくて済む、というメリットがある。
今年の三高は、非当番校ながらそこそこ強いチームと対戦し、破れてしまった。
そんな母校グラウンドでの予選試合については、私の知る限り、マスコミはスコアのみの紹介で、
拙ブログでも、例年ならばブロック予選は、軽く触れる程度だったのだが、
今年はもう試合がないため(泣)、不本意ながら、以下で試合経過をリポートしていく。


初戦当日は、三高グラウンドへ向かう前に、母校校舎(たしか講堂)の各種垂れ幕を撮影。


「祝硬式野球部甲子園出場」の垂れ幕がないのは残念だが、水泳部など他の部活も頑張っているようだ。
物理部の「ALL JAコンテスト全国1位」の「ALL JA」はよくわからんが、日本一なのはスゴイ。
あと、放送部の「全国大会出場」は、しょっちゅう見ている気がする。野球部同様、全国レベルの強豪なのか?


グラウンドに到着すると、観客の誘導を担当する野球部員が、わざわざ脱帽し挨拶してくれる。
私のようなダメ人間は無視してもいいのに…と恐縮していると、ひと際体格のいい部員から「こんちわっす!」と挨拶される。
たまたま来ていた、前チームのキャプテン田中諒であった。プロでも頑張ってくれよ!

(C)スポーツ報知


初戦の相手は都立千歳丘。夏は初戦で、準優勝した創価に敗れたが、部員が多く決して弱いチームではない。
新チーム初の公式試合のスタメンはこちら。


1 セカンド   浅見
2 ショート   姫木
3 ファースト  松下
4 レフト    濱野
5 ライト    大嶽
6 指名打者   池田
7 サード    角田
8 キャッチャー 知識
9 センター   杉本
   ピッチャー  山本


先発投手は背番号10の山本。前年度センターのレギュラーだった福井は、背番号1の投手としてベンチ待機。
打線は、近年は最強打者&主将に三番を任せる傾向があり、今年も松下が三番で、四番には1年生の濱野を抜擢。


山本はボール先行のピッチングで、毎回走者を出す、危なっかしい内容。
4回にも先頭打者を出塁させたところで、背番号20の長身1年生・溝に交代。
夏からベンチ入りしていた溝は、首脳陣の期待が大きい投手のようだ。
山本は3回3/0で被安打3、与四死球2、奪三振4、溝は5回で被安打2、与四死球1、奪三振が3。失点はともに0だった。
両者とも、右打者のアウトコースへ外れるボールが多く、ちょっと球数が多かった。


一方の打線は、初回に四球、ワイルドピッチ、松下の凡フライを相手が落とし(ヒット扱い)、さらに悪送球もあり先制。
ただし、2回は2三振を含む三者凡退、3回も四球で出た走者ふたりが残塁。
相手投手は、三高の苦手な軟投派ではなく、球速120kmくらいの普通の投手である。
4回に押し出し四球とバッテリーミスで2点を追加し3-0。5回は濱野の内野安打があったが無得点。
5回終了時点で、三高のヒットは4本も、外野に飛んだまともなヒットは0。千歳丘の方がいい当たりが出ていた。
6回裏、四球に内野の間を抜くヒットと、ポテンヒットで4点目。さらに四球とワイルドピッチで5点目。
なおも四球で無死満塁となるも、以降のクリーンアップが三振、遊フライ、三振で追加点ならず。
7回にも相手の悪送球で6点目。ここまでタイムリーは、6回のポテンヒットだけ。
8回は先頭の姫木が、この試合の三高打線、初のいい当たり→右中間三塁打で出塁。
あと1点入ればコールドの場面で、迎える打者は新主将の松下。
スカッとした幕切れを期待するも、この日何度目かのワイルドピッチが飛び出し、冴えない終了となった。


9月13日 秋季都大会ブロック予選1回戦(準決勝) 日大三高グラウンド 
日大三7-0都千歳丘 
※8回コールド


三高の試合終了後、第二試合では日大豊山が、駒場学園に9-0のコールドで快勝。
近年力をつけている、駒場学園を圧倒した系列校の豊山が、三高の次戦の相手である。


雨の影響で、予定より2日遅れで行われた、ブロック大会決勝戦。
三高は、エースの福井が先発で、スタメンも少し変更。


1 セカンド   浅見
2 ショート   姫木
3 ピッチャー兼 福井
      指名打者  
4 ファースト  松下
5 ライト    大嶽
6 キャッチャー 知識
7 レフト    池田
8 サード    角田
9 センター   井上


福井を投手兼三番に起用し、松下が四番で濱野はベンチスタート。センターも井上に代わった。
日大豊山のエースは、背番号1の本格派。直球に威力があり、外へ曲がる変化球もいい。
シルバーウィークゆえ、観客席は両チームの父兄が多数詰めかけたが、豊山の方がやや多かったか。


序盤は、両チームとも走者を出すも、投手が踏ん張り得点には至らず。
0-0で迎えた5回表、豊山がたしか、二死二塁のチャンスを作った(※)。
※三高の攻撃はすべて記録したが、豊山のはメモっていないので、記憶違いがあるかも
福井は2ストライクまで追い込むも、打者もファウルで粘る。緊張感のある攻防が続く中、
一塁手の松下がマウンドの福井に向かって、「気持ち! 気持ち!」と大声で激励。
新キャプテンの「気持ちで負けるな!」という声掛けはよかったが、その直後、打球が一塁方向に飛び、
松下は懸命に飛び付いたが、無情にもボールは外野に抜けていき、ランナーが還り豊山が先制。
気持ちをこめた守備だったのかはさておき、捕れなくてもせめて身体に当てていれば、二塁走者は生還できなかった。
さらに次の打者がセンターフライを放つと、ゆっくり追っていたセンターが、やがて早足になり、結局は頭上を越された。
さっきの一、二塁間ヒットはともかく、このセンターフライは捕ってほしかった。
しかもその後、間に合わない三塁へ送球し、さらにそのボールが後ろに逸れるも、バックアップがいない。
3年前に紹介したが、「間に合わない塁には投げない」のは、三高野球部の掟のはずなのに…。
ミスの連鎖で走者も打者も生還し、豊山はこの回3得点。6回表にも、二死三塁から相手八番のタイムリーで4点目を献上。
三高は投手を溝に代えて(九番打者)、福井はセンターの守備に就いた。
その裏、ようやく三高も無死満塁のチャンスを作り、内野ゴロと、代打濱野のタイムリーで2点を返した。
7回は両チーム無得点だったが、8回表に豊山が二死二、三塁のチャンスを作ると、三塁走者がタイム。
靴ヒモの交換(?)をしているようで、焦らしているわけではないだろうが、異様に時間がかかった。
プレイ再開後、初球をライト前にはじき返され、二者が生還し2-6と4点差に。
8回裏、三高も四球とエラーで一死一、二塁と反撃し、6回に代打からレフトに入った、期待の1年生濱野が打席に入る。
濱野は速い打球を放ったが、運悪くショート真正面のゴロとなり、併殺打でチェンジ。
それでも、9回裏の三高は、先頭の代打細野がセンター前ヒットで出塁。一死後、打席に姫木が入ると、
三塁側通路で観戦していた現役女子生徒たちから、「姫木ーがんばれー!!」と声援が飛ぶ。クラスメイトかな?
すぐに、豊山側父兄のおばはんが「静かにしなさい」と注意していたが、相手校のおばはんに、そんな権限があるのかね。
姫木は気合一発、レフトへ2ラン本塁打! さすがに女子の応援は効果てきめんだ。
4-6となり、次打者の福井も四球を選ぶと、松下もしぶとく三遊間へ流し打ち出塁。
一死一、二塁の場面で、豊山はエースから背番号11のサイド右腕に交代も、ワイルドピッチで二、三塁に。
一打同点の場面だったが、大嶽はショートゴロで三塁走者が生還も、二塁走者が三塁に向かってしまう。
当然、送球されてアウトになり、1点差になったが、二死一塁と追い込まれた。
次の知識はサードゴロも、相手がエラーし、再び一、二塁に。
9回4点差からの大逆転を期待したが、次打者がセカンドゴロで試合終了。

※9回のスコアが見えなくてゴメン


9月22日 秋季都大会ブロック予選決勝 日大三高グラウンド 
日大三5-6日大豊山


三高にとっては2011年以来、15年ぶりの秋予選敗退となった。
敗因は、エラーが失点に結びついたこと。福井の自責点は3、溝の自責点は1。しっかり守っていたら、5-4で勝っていた?
また、失った6点はすべて二死から。「野球は2アウトから」とは、よくいったものである。
まあ、エラーは好きでやっているわけではないし、二死からの失点も仕方がないが、
バックアップを怠り、打者走者まで生還させた、3点目はいただけない。
無論、悪いのは選手ではなく、基本のプレイを指導していない、監督・コーチの責任である。


あとは、相手ベンチに巧く間を取られたのも敗因だ。
三高が2ストライクに追い込んだところで攻撃のタイムをかけたり(結果は四球)、先述した靴ヒモ交換も、結果的に三高は失点した。
あと、最終回三高の反撃中、相手控え選手のキャッチポールの球が、二度もグラウンドに入った。
さすがに、わざとではないと思うが、二度にわたるプレイ中断で、三高の勢いが削がれた気もする。
ただし、豊山の選手たちはベンチも内野陣も、よく声が出ていたし、
どの打者も、一塁までしっかり駆け抜けたりと、全力プレイを心掛けていた。
私は気付かなかったが、サードライナーを放った選手も、一塁奥の芝生エリアまで走っていたそうだ。
ゴロではなくライナーなので、すぐにアウトとわかったはずなのにねえ。
三高ベンチは、終盤の反撃時には声が大きくなったが、序盤はいたって静かであった。
次に試合を観戦するときは、前半から気迫を剥き出しにして、相手を圧倒してほしいものである。
バックアップや全力疾走など、基本のプレイを徹底するのは、書くまでもない。


いろいろと文句も書いたが、今年のチームにも期待しているし、冬の合宿で心身を徹底的に鍛え上げ、
来年の夏はぜひ、2年ぶりの甲子園出場を果たしていただきたい。ガンバレ三高!


おまけ
豊山戦の試合後、学校の近くに咲いていた、彼岸花を撮影した。


花言葉は「情熱」「再会」などの他、「あきらめ」「悲しい思い出」だって。あとのふたつはイヤだな(苦笑)。

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